多くのデータ操作言語(DML)操作は、XLAイベント・ハンドラで監視可能なXLA更新を生成します。この項では、これらの操作を行うために生成されるMapMessageオブジェクトの内容について説明します。
INSERT、UPDATEおよびDELETE操作では、MapMessagesには、__TBLOWNERおよび__TBLNAMEという2つの名前/値ペアが含まれます。これらのフィールドには、更新される表の名前と所有者が記述されます。たとえば、ユーザーSCOTTが所有する表EMPLOYEESは、SQL文ではSCOTT.EMPLOYEESとして参照可能であり、この表に関連するMapMessagesには、値が文字列SCOTTである__TBLOWNERというフィールド、および値が文字列EMPLOYEESである__TBLNAMEというフィールドが含まれます。
INSERTおよびDELETE操作では、挿入または削除された行の完全なイメージはメッセージに含まれ、すべての列値を使用できます。
UPDATE操作の場合、実際に変更された列を示す列番号のリストだけでなく、行の前後のイメージが使用可能です。列値には、列の名前を使用してアクセスします。後のイメージの列名は、すべて1つのアンダースコアで始まります。たとえば、<columnname>には新規の値が含まれており、_<columnname>には以前の値が含まれています。
列の値がNULLである場合、列の値は列リストから省略されます。__NULLS名前/値ペアには、NULL値を含む列のセミコロンで区切られたリストが含まれています。
ttApplicationContext組込みプロシージャを使用してXLAレコード内のコンテキスト情報がエンコードされた場合、その情報はMapMessageの__CONTEXT名前/値ペアに含まれます。コンテキスト情報が提供されていない場合、__CONTEXT値はMapMessageに含まれません。